歯科医療はまずは予防から
世界でも予防歯科が進んでいる北欧の国々では、永久歯が生えそろうまでは歯科治療は保険がききますが、それ以降はすべての歯科治療が自由診療となり、高額な治療費がかかるそうです。
日本では、国民皆保険制度が整っているため、大人になっても安価な治療費で歯科治療を受けることができます。
そのせいか、子供の頃から虫歯を予防しなければならないという習慣が、欧米諸国より薄いと言わざるを得ません。
内科的な健康診断は職場や自治体、学校などで定期的に行われますが、歯科検診を定期的に受けなければならないという意識が定着していないため、歯が痛くなってから受診する、という認識の方が多いのが日本の現状です。
しかし、歯科検診も、年に1~2回は必要です。
歯を失う主な理由右記の図は、日本人が歯を失う主な理由です。
全体のうち、実に7割が虫歯や歯周病によるものです。