鶴見区北寺尾の歯科医院|一般歯科・予防歯科・高齢者歯科・審美歯科・インプラント科
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むし歯を治す

歯は人間にとって一番大事な臓器

むし歯を治す人間は食べ物を食べないと生きていけない動物です。

その人間にとって、最も大事な食行動を担当するのが、お口であり“歯”であります。
人間は、食べ物を咀嚼(噛み砕く)し、唾液とからませ、消化器官に栄養を送り届けます。
胃や小腸・大腸で消化吸収するためには、できるだけ小さな固体になるまで噛み砕く必要があります。
そうしないと消化器に負担がかかったり消化吸収の面でも良いとはいえないからです。

また、この“噛む”という動作は、直接、脳へ刺激を送り、脳を活性化すると言われています。
よく噛むと脳の血流量が増して記憶力や集中力が高まります。
記憶に関係する海馬に影響をあたえることが分かっているのです。
車の運転中に眠くなったりすると、よくガムを噛みますね。それも、この理由と同じ事です。

よって、歯がなくなった高齢者が噛めなくなると、一気に脳の機能が低下したり、全身の機能が低下したりします。
逆に、寝たきりだった高齢者が、義歯の調整などがうまくいき、よく噛めるようになると自分で歩けるまで回復することもあるのです。こういう具合に、“噛む”という行動は、私たちの活動の根幹を担っているとも言えるのです。

人間は子供の頃、乳歯から永久歯に生え変わります。
しかし、永久歯はもう生え変わりません。一度抜けてしまったら二度と歯は生え変わって来ないのです。

正常な歯の構造

歯の解剖学的構造

虫歯はできるだけ初期に治す

毎日の食事で食べ物にさらされている私たちの歯は、それらの残り物から細菌(虫歯菌)が繁殖し、じわじわと虫歯になっていきます。

下記は、虫歯が進行していく歯の様子です。

むし歯のステージ

むし歯のステージ

なんともない状態(C0)から、エナメル質に限局された虫歯(C1)の状態では痛みも生じませんし、治療が必要無い場合も多くあります。
しかし、虫歯が象牙質まで進行(C2)してしまうと徐々に痛みが発生してきます。
神経や血管を有する歯髄まで進行してしまうと(C3)夜も寝られなくなるほどの痛みに発展する場合もあります。

さらに、歯髄の先が膿んだり、歯冠部が崩壊するまでに進行すると(C3~4)歯の根の治療が必要となります。

このように、虫歯は急に発生するものではなく、時間をかけて徐々に病変が進行していく病気です。

すなわち、できるだけ多く、自分の歯を残すためには、早い段階で治療はもちろんのこと、常にC0~C1の状態を保てるような定期的なメンテナンスをすることが最も大切であることは明白なのです。

当院では、出来てしまった虫歯は、もちろんきちんと治しますが、できるだけ虫歯が進行しないような関わりを大事に、日々診療しています。

当院の虫歯治療

虫歯治療当院の虫歯治療は、できるだけ歯の寿命をのばすための治療を行います。
前にも書きましたが、もちろん虫歯の早期発見、早期治療は最も重要です。
しかし、できてしまった虫歯であっても、きちんと丁寧に治療さえすれば、かなり長い間、その役割を果たしてくれるのです。

虫歯治療では、虫歯になってしまった部分を削る必要があります。
もちろん、必要な部分は削りますが、その範囲も必要な分だけとし、あとはどのようにすれば歯が長持ちするか?という点でアドバイスさせていただきます。

当院で治療した歯は、できるだけ長持ちし、やり直し治療にならないような治療をご提供していますが、そのためには、できるだけ定期検診に通っていただき、ご自身もメンテナンスの意識を高めていっていただければと考えています。