鶴見区北寺尾の歯科医院|一般歯科・予防歯科・高齢者歯科・審美歯科・インプラント科
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高齢者の歯の治療

高齢者の歯の治療

金属床義歯

高齢者の歯の治療義歯の骨格部分に非常に剛性の高い金属を使用します。部分入れ歯では、義歯自体が変形することが少ないため、咬むときに力が入ります。設計が自由に行えるため、お口の中で義歯がバタバタと動くことを少なくすることができます。
また、清掃性を高める設計ができるので、歯周病・虫歯のリスクを少なくすることができます。このため、残っている歯を守ることができるため、お口の予防を行うことができます。
総義歯では、義歯を薄くすることができるため異物感を少なくできます。義歯の人工歯もバリエーションが豊富で審美性に優れたものとなります。摩耗が少ないものを使用するため食べる機能の回復に優れたものとなります。

レジン床義歯

特殊な型取りをすることでピタッとフィットすることが可能となります。人口の歯のバリエーションも豊富ですので審美性に優れたものとなります。摩耗の少ない人工歯を使用するため機能回復に優れ、お口の予防を行うことができます。

若さの秘訣はお口から

歯の機能は、ものを咬むことだけではありません。
その他に、味わう・話す・ふんばる・美しさなどの役割があります。

実は、その他、高齢者にとって注目すべき歯の役割がもう少しあります。
このコンテンツでは、これらを解説して行きたいと思います。

食べる楽しみ

若いころは歯も抜けたりせず、固いものや歯ごたえのあるものなどもなんなく噛み砕く事ができていました。
食べ物を咀嚼し飲み込むことで、消化が促進され、さらに脳への刺激を送ります。
お口の中は、よく噛むことで唾液がでるようになっています。
そのため、噛めなくなると唾液の量が減っていくのです。唾液というのは、お口の中のばい菌を清浄化する役割を担っています。お口の中の清潔を保ち、口臭などを予防しています。唾液が少なくなるということは、お口の中が汚れやすくなり、謝って飲み込んだものが肺に入った時に誤嚥性肺炎を起こしやすくなったりします。
また、人生において食べるという楽しみが半減します。
人は食事の時間を楽しんだり、人とおしゃべりを楽しむ事で、生き生きとした日々を送ります。
できるだけ食べる楽しみが長く持てるように歯の健康を保つ必要があります。

話す・歌う楽しみ

現役から引退し、人と接する事が少なくなると、高齢者は脳への刺激が低下していきます。
家族や友人などと楽しくおしゃべりしたり、大好きな歌を歌ったりすることは、脳の活性化に繋がり、生きる貼り合いとなります。しかし、歯がなくなって噛めなくなったことにより、唾液が減少し口臭が強くなると、人と話すこと事がおっくうになり人付き合いが疎遠になったりしてしまいます。
また、大きな声で歌ったりすることは、気分転換やリフレッシュになるほか、心肺機能を活性化し表情筋も鍛えることになり、いつまでも生き生きとした姿でいることができます。

いつまでも若々しく

歯がなくなると人は一気に老けこんでしまいます。
歯が無いだけで、実年齢よりも年取って見えてしまうのです。
人は顔の表情で、相手に自分の感情を伝えコミュニケーションを円滑にしていきます。
歯があることで、こういった表情筋を生き生きと保つことができるのです。
人のお顔の若々しさは、お口の中が大きく影響しています。

高齢者の歯科治療で大切な事

加齢と共に、口腔内も変化していきます。
高齢者に起こりやすい口腔内の変化は、下記のようなものがあります。

  • 歯と歯周組織
  • 舌と口腔粘膜
  • 歯肉
  • 細菌の繁殖
  • 入れ歯が合わない

よって、高齢者歯科高齢者の歯科治療で大切な事は、

  • 噛めるようにすること
  • お口に中を清潔に保つこと
  • 審美性を回復すること

に集約されます。
きちんと噛めて、唾液がきちんと出るようになり、常にお口の中の清潔が保てるようにすることが高齢者の歯科治療で最も大切な事なのです。そのために必要な、具体的な治療を下記にまとめます。

義歯の調整

義歯(入れ歯)が合わないからつけていない。
これが最もいけません。義歯を使わないで柔らかいものばかり噛まずに食べていると、どんどん顎の骨が薄くなり、お口の機能が衰退していきます。
顎の骨は、歯でものを噛むことで、脳に刺激を伝えます。歯でものを噛まなくなってから寝たきりになってしまうケースもあります。逆に、寝たきりだった人に、合う義歯(入れ歯)を処方したら、自分で歩けるようになる人もいます。
それほど、高齢者にとっての義歯(入れ歯)の調整は大事な事なのです。

当院の義歯(入れ歯)はとても評判が良く、みなさんが良く合うように調整してくれると言ってくださいます。
とにかく型取りをしっかりとり、お一人おひとりにぴったり合う義歯(入れ歯)をご提供しています。

使えない義歯(入れ歯)は絶対にやめてください。
また、義歯(入れ歯)は時間が経つと合わなくなっていきます。
そんな時には、すぐ調整をしていただきたいと思います。

義歯(入れ歯)でも、たくあんのように硬いものでも噛むことができます。
ご自身にあった正しい義歯(入れ歯)をお使いください。

お口の清掃

高齢者は特にお口の中を清潔に保つ必要があります。
理由は前に述べたとおりではありますが、義歯(入れ歯)などを使う方などは、お口の中と一緒に義歯(入れ歯)のケアも必要です。
毎日の歯磨きはできるだけデンタルフロスや歯間ブラシなどを使い丁寧に歯磨きをすると良いでしょう。
また、舌の表面や歯ぐきのブラッシングも大切です。
義歯(入れ歯)は、食事ごとに外して綺麗に洗って下さい。洗浄剤を使うのがベストです。
さらに、洗口剤などで口腔内の清掃も効果的です。お口の中だけでなくうがいをして喉も清潔に保つ必要があります。

当院では、高齢者の方には定期的にお口の中の検診をうけていただくことをおすすめしています。
3ヶ月~半年に一度、定期検診に来ていただき、歯の状態を拝見し、クリーニングを行います。
これを行うだけでも、口腔内の清潔が保て、早期発見・早期治療にも役立つからです。